猿の戦士ハヌマーン 叙事詩『ラーマーヤナ』 の中で、ラーマの友として、最も活躍する猿の戦士が、ハヌマーンである。名前の意味は「顎骨を持つ者」、父は風神パワアナで、母は水の精霊アンジ…
Read More投稿者: sekainoshinwa
008.知恵の神はなぜ象頭なのか?
消えたガネーシャの首 「神様の絵」は、インドの各地で人気を集めているが、その特徴を知らなければ、どれが何という神様なのか区別がつきにくい。 ただし、ガネーシャは別だ。何しろ頭が象な…
Read More007.シヴァの暗黒妻カーリー
夫の腹を踏む血と殺我の女神 力ーリーの名は「時間」と「黒」を意味する言葉カーラの女性形だ。悪神アスラたちの跋扈に怒って出現した女神だという。彼女はシヴァの妻のひとりだが、肌が黒く、…
Read More006.シヴァとサティーの悲恋物語
猛火に自ら身を投じた美女 ブラフマーの子どものひとり、タクシャにはサティーという美しい娘がいた。彼女が適齢期に達すると、(婿選びの儀式)のために大勢の神が集められた。サティーが気に…
Read More005.太陽神の息子ヤマの意外な経歴
閻魔大王となった最初の人間 太陽神の息子で 『リグ・ヴエー夕』 では当初、天に属していたが、妹とともに「最初の人間」という地位を与えられたのがヤマだ。そのため彼は必然的に「最初に死…
Read More004.シヴァと並ぶ最高神
10のアヴァターラを持つヴィシュヌ 三神一体のなかで、シヴァと双璧の力を誇る強大な神がヴィシュヌだ。その名は太陽の光と輝きを神格化したもので、サンスクリット語の「あまねく世界に広が…
Read More003.三神一体のひとり
権威を失墜した創造神ブラフマー シヴァ、ヴィシュヌとともに、ヒンドゥー教の三神一体を構成する神のひとりで、「世界の創造」を司るという、きわめて重要な役割をもっていた神がブラフマーで…
Read More002.インド神話の最高神
破壊と再生の神シヴァ ヒマラヤの聖地力イラース山頂で苦行をしているのが、三神一体のひとりで破壊と再生の最高神シヴァだ。 このときのシヴァは、裸体に虎の皮を腰にまとい、首に蛇を巻きつ…
Read More001.乳海攪拌がもたらしたもの
太陽と月と人間の誕生 いくつかある創造神話のひとつである。 昔、神々と悪神アスラたちが集まって、不死になる方法について協議した。その結果、霊薬アムリタを飲めば望みが叶うことがわかっ…
Read More010.裏切に満ちた生涯を歩んだ王
アーサー王と円卓の騎士たち 不義の子だったアーサー 5世紀ごろ、イングランド王ウ-ゼルは、人妻イグレインに恋をした。そして、魔術師マーリンの力を借りて夫に化け、彼女とベッドをともに…
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